なすしおばら山の会

2021.7月~9月

2021.7.29-31白馬三山は天空の花園

7/29 大雪渓と白馬頂上宿舎

二泊三日で白馬三山という山行で、失敗は許されないプレッシャーの中、会でも屈指の雨男リーダーの元、3:30 11人の参加者が集合した。

途中、幹線道路の土砂崩れによる道路事情で、う回しながら白馬村に到着。タクシーで猿倉登山口に向かう。今日の日程は大雪渓を上り詰め白馬頂上宿舎までの道のりだ。

8:40登山開始。1時間ほどで白馬尻小屋へ到着。今年は小屋は建ててなくトイレもない。

ここからチェーンスパイクや軽アイゼンを装着し大雪渓に取り掛かる。大雪渓は無音で転がり落ちてくる落石に注意が必要。パーティを3班に分け、各人との間隔も空けて進むよう指示。曇り時々ガスの中。雪渓の赤い着色ルートをトレースし高度を上げる。時折ガスが晴れて大雪渓の全容が現れ歓声が上がる。

途中2名ほど、足に疲れが出たり、少しの雷鳴と降雨にあったりしたが、雪渓を抜けた後の咲き乱れる花々に癒されながら15:00頂上宿舎に到着。

受付に行くとなんとかわいい女性が迎えてくれたではないか!(会のYさん)

本来なら前日に仕事を終え下山する予定だったが、自分たちのために待っていてくれたとのこと。感謝感激雨あられ(古!)

早速、レストランでビールからの小宴会、そしておいしいバイキングの夕食をいただく。

食後の談話室での2次会で、明日の天候が読めないことにより、早朝の白馬旭岳へのアタックを決め就寝。

◆7/30 早朝の白馬旭岳アタック。そして、杓子岳・白馬槍ヶ岳

4:00精鋭6名のアタック隊はヘッデンの明かりで出発。暗闇とガスに苦戦するも、ヤマップで確認しながら、稜線に出て雪渓を経て正規ルートのない旭岳へ直登する。ガレ場の急登に足を取られながらも尾根に取り付き1時間ほどで登頂。写真を撮り下山。別ルート?を通り(適当なので)薄ら明るくなった花畑を通過し宿舎に戻る。

さて、朝食の後は、山行のメインとなる三山登頂を目指す。

天候はまずまず。爽やかで時折ガスるが、今朝登った旭岳やこれから登る杓子岳・白馬槍ヶ岳も時折姿を現す。まずは杓子岳を目指す。

宿舎からの登山道には美しい花々が咲き乱れ歓声があがる。ガレた道を登り杓子岳登頂。

次に白馬槍ヶ岳を目指す。急登が見える。しかし、花に癒され景色にみとれるうちに登頂。

山頂で休憩のあと宿舎へ向けて下山。宿舎で昼食のあと今夜の宿泊地の白馬山荘に向かう。

山荘から白馬岳へ登頂、いい眺めである。山荘に戻り、外のテラスでビールで乾杯。

7/31 今日もいい天気。白馬岳山頂を経由し、小蓮華岳を登頂。山頂で居座ったお嬢さんに苦笑しながらも、写真撮影。下りは、坂の上の雲で有名な天空への稜線が見えるはずだったが、残念ながらガス。白馬大池、乗鞍岳(白馬)を経て栂池へ下山。

 

3日間ともほどほどにいい天気に恵まれ、楽しい白馬三山であった。

白馬大雪景を登る
絶景
白馬山荘前で。後ろに立山連峰・剣岳
振り返って白馬岳

日光外山と滝巡り 

2021年8月4日(水)

 

参加者:イトちゃん、クロさん、ゆみちゃん、山ちゃん、とよちゃん、きぬ子、沢ちゃん、やすの8名

 

 日差しが強い中、日光市街地の駐車場から外山の登山口まで徒歩で移動し、標高880mの山頂までの木々が生い茂った登山道を登る。外山では、登山道を登っているとき事件は起きた。登山道は、ヒルクライシスに遭遇するヒルクライムの山であった。数人が被害にあったが、発見が早く血まみれは免れた。やっとのことで辿り着いた山頂からの展望はよく、男体山、女峰山、日光市街地を望むことができた。

 

 外山を後にして寂光の滝に向かった。寂光の滝は、水量が多く迫力がありすぐ傍まで寄ることができた。滝の近くまで辿りついたとき事件は起きた。暑さに耐えきれなかったのか、一人が登山服を着たまま岩から滑り降り、水を浴びて全身びしょ濡れになった。一浴を終えたその者は再び岩に登り、万歳と一言つぶやいたような気がした。

 

 寂光の滝を後にして裏見の滝に向かった。裏見の滝には観瀑台があり、観瀑台には人がいなかったので、滝を眺めながら昼食をとるという贅沢な時間を過ごすことができた。ここでは滝浴するものはいなかった。裏見の滝の駐車場に戻ったところで事件が起きた。携帯が行方不明になってしまった。観瀑台まで戻って捜索したが見つからず。寂光の滝まで戻って捜索しても見つからず。諦めて、近くの交番に立ち寄り紛失届を提出しようとしたところ、なんとそこに携帯があった。今回の山行では3つの事件が発生したが、終わり良ければ総てよし。大変思い出深い山行になった。

やす 記

 

ギザギザ八海山アスレチック

2021年7月17日(土)~18日(日) 千本檜小屋泊

 

メンバー:まなちゃん(CL)、麗子、なお、ワコ、エミリー、まーちゃん、ゆみちゃん

高さん(SL)、ミッコ、ケンちゃん、あやさん、せき、つんさん

 

山行前日に梅雨が明け、『梅雨明け10日』と言われる好天に恵まれ、越後駒ヶ岳、中ノ岳とともに越後三山と称される山岳信仰の山・霊峰八海山に登ってきました。八海山と言えば、すぐさま新潟県南魚沼の銘酒「八海山」を思い浮かべるCLは、ロープウェイを使わず1泊の山行で二つの八海山を楽しむ計画を立てたところ、受付開始1分で定員を上回る参加者が集まった。八海山を登りたいが、八海山も飲みたいのだ!

芝原二合目登山口から屏風道を行く。ここは登り専用で35カ所ものクサリ場があり、まさに修験者の道であった。風がなく、ギラギラと照りつける厳しい暑さで体力が消耗するなか、大人のアスレチックとばかりにクサリ場と格闘してどんどん高度を上げていった。予定より時間はかかったが、最後にやや緩やかになった斜面を登り切り9合目千本檜小屋に到着した。那須岳より100m以上低いのに、何という達成感であろうか。お約束の小屋の外でプチ宴会、その後の夕食では八海山を味わい、360度の展望と赤く染まる最高の日の入りに目を奪われた。

二日目、越後駒ヶ岳の左稜線から昇るご来光を眺め、今回の山行のメインの八ツ峰へと向かった。八海山には、実は八海山というピークはなく、ギザギザの岩峰群と最高峰入道岳1,778mなどの総称が八海山なのである。ここはクサリ場の登高と下降の繰り返しで、高度感たっぷり、落ちたらアウトの世界!かなり長めのクサリ場があり、腕力に頼る場所もあった。慎重に、集中して全員が無事に八ツ峰を登り切ることができた。素晴らしい(^0^)岩峰から遠く後立山連峰と雪深い山々の荒々しい山肌を眺め、眼下には銘酒の里南魚沼の街があった。

下山は新開道だが、ここにもハシゴ、クサリ場がありなかなかの急下降であった。途中、不足する水を稲荷清水で確保し、無事下山と相成った。温泉で汗を流し、蕎麦を食して帰路に着いた。初日、歩き出してすぐ徒渉で沢にはまり、昼食を忘れ、換えのズボンを忘れたのはご愛敬である。しかし、中の岳でヘリがホバリングをしていたので、登山者の救助があったのかも知れない。全員が無事に山行を終えたことに感謝です。

【まなちゃん 記】

屏風道から見上げる八峰
美しい
鎖場の連続
でも楽しい

【定例山行報告】 日帰り登山最難関の日本百名山 平ケ岳 2,141m     

  • .15(木)
  • メンバー:高さん(CL)、山キュー、あっきー、せき、ワコ、ゼブラ、以上6名

◆歩行距離21Km、標高差1,300m、歩行時間11時間30分の超ロングトレイル、日本百名山の中で日帰り登山最難関と言われる平ケ岳へのチャレンジのドラマだ。

◆朝6時15分、鷹巣登山口を怖い物見たさの6人の老若男女が出発! ドラマの幕明けだ。予想を越える急登とヤセ尾根に喘ぎ苦しんで下台倉山に到達。まだ3Kmだ。ここから細かいアップダウンを繰り返すと、初めて目指す平ケ岳が姿を見せる。だが遥かに遠い!! 台倉山到達。ここで登りの半分。ここからは樹林帯の中、グチャグチャ泥んこ道とツルツルの木道が延々と続く。悲鳴の連発! 山キューさんがお尻を強打! でも、ついには滑って楽しむ強者だ。しだいに高度を上げ森林限界を越える頃から再びヤセ尾根がせり上がってくる。この辺りからの奥只見湖や荒沢岳、目指す平ケ岳の雄姿が飛び込んでくる。さらに喘ぎ喘ぐ!

ふっと目の前から山が無くなる!! 次の瞬間、信じられない光景が広がっていた。姫ケ池や大小の池塘のある湿原、そこはワタスゲやコバイケイソウ、イワイチョウなどが咲く極楽浄土のような世界が広がっているではないか! その先に目指す平ケ岳が観音様のように優しく穏やかな姿で私たちを待ってくれていた。ドラマ第2幕の始まりだった。

山頂は霧に包まれつつも日差しが届く幻想的な世界!! 霧が流れると夏の青空が覗き、足元には平らたく広大な草原と花園が広がるなんとも非現実的な世界は正に極楽に来てしまったかのよう。平ケ岳のシンボル、玉子石に立ち寄る。その奇跡のような形の巨石もさることながら目の前に広がる池塘群は天空の庭園だ。雪渓を越え、ルビーのようなタテヤマリンドウに足元を包まれながら姫ケ池に戻る。

さあ、下山だ。天国から地獄へ! 日帰り最難関と言われる平ケ岳のドラマ第3幕の始まりだ!! なんと急な下りなんだ!油断できない。次はグチャグチャ泥んこ地獄。アップダウンを繰り返すけれど一向に標高は下がらない。台倉山にようやく着いたのにまだ400mしか下っていない。残りはまだ900m近く。陽は傾き始めるが前途は長~い。そし

てヤセ尾根の急降下。これが眼下に延々と続いているではないか・・・・・・・・・・!

夕方6時40分、地獄に落ちずに生還全員無事に下山完了! 行動時間12時間25分!! 疲労困憊! 敗残兵のよう! 一筋ならでは行かない平ケ岳! でも行く価値のある、とってもいい山で、とっても楽しい山行だった気がします。そして皆さん、大きな自信となった山行だったと思います。お疲れ様!!         

 【 高さん 記 】                     

①「池塘群と地平線
②「姫ケ池と平ケ岳
③「天空の花園の主役たち
④「延々と続くヤセ尾根

はるかな尾瀬 女子会山行

2021年7月3日~4日

参加者 L麗子 ラッセル こばちゃん えみ

/3 午前7時 道の駅湯の香しおばらに集合。L麗子さんの車に荷物を入れ、出発。移動中、山の会の色々な出来事を教えてもらったり、パッキングのレクチャーを受けたり。
9時頃、尾瀬御池に到着、スパッツと登山靴を身に着け、シャトルバスで尾瀬沼山峠へ。いよいよ尾瀬に入る。
木道は昨日までの雨で濡れていて、滑らないように気を付ける。30分ほど歩くと大江湿原が広がり始めた。すれ違った男性が花の名前をたくさん教えてくださる。
尾瀬沼ビジターセンターで昼食。L麗子さんから山の昼食のレクチャー、ラッセルさんからキュウリの漬けたものを頂く。それからはほとんど森の中を歩いた。
見晴、弥四郎小屋に到着。ビールで乾杯、お風呂で汗を流し、おしゃべり、散歩も楽しかった。部屋で泊り山行の持ち物についてたくさん教えて頂いた。次の日に向けて20時前には就寝。

/4 午前5時半朝食。いよいよ三条の滝へ出発。途中から足元はドロドロ。滝の音は聞こえるが、滝は一体どこ?しばらく行くと三条の滝への分岐。ついに三条の滝に出会えた。もの凄い水量。L麗子さんが下見に来て下さった時より随分多いらしい。これほどの水は

一体どこから来るのだろう?名残惜しいが滝を後に最難関の急登へ。
裏燧橋を過ぎるといくつもの湿原、ワタスゲがたくさん咲いていた。まるで天国のよう。雨が降り出しそうだったがワタスゲをめでながらベンチで少し休憩。他の登山者と少し話ができた。美しい尾瀬にさようなら。
御池駐車場に着いたら雨が強くなってきた。檜枝岐村の温泉に浸かっていた時は豪雨。お昼に美味しいお蕎麦を頂いた。帰路へ。

L麗子さんには往復の運転を始め、たくさんのレクチャーを頂き、感謝です。ラッセルさん、こばちゃんさん、面白いお話をありがとうござました。山の会での初めての泊り山行は楽しい楽しい女子会でした。

 

えみ 記

ワタスゲ
三条の滝
全員で

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2018年4月 那須塩原市に「なすしおばら山の会」誕生!
いろいろな山の会で多くの経験を積み重ねてきた、
ベテラン集団が立ち上げた山の会です。
創設から約6年!
新しい仲間がどんどん増えています。
ビギナーもベテランも大歓迎!
一緒に山をenjoyしませんか!

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