なすしおばら山の会

トポさんの個人山行

足尾松木渓谷アイスクラミング(訓練)

2023.2.7 曇
メンバー:セキ、麗子、エミリー、山久、Uさん、トポ

 昨冬は定例山行で雲竜渓谷に行ったが、今年は定例山行でなく個人山行で足尾松木渓谷に行くことにした
声掛けして集まったのは上記の4名の女傑達と私の師匠Uさんを入れて総勢6名となった
例年寒さが厳しくなるのは1月下旬から2月上旬であり、今年は2月7日に実施することにしたのであった
近年は暖冬が多いが、今冬は昨冬に続いてラニーニャ現象で寒くなるとの予報である
年末にクリスマス寒波、1月下旬には今冬の最強寒波が来た~!!
しめしめと思ったが、なんと2月に入ると気温が高めになり、直近の予報では6日、7日とも昼頃には10℃にもなるらしい
今年はひょっとしたらダメかもとの考えも過るが、でもこの機会を逃したら後がないので、何はともあれまずは行ってみることにした

 当日7:30に銅親水公園に着くと、他のクライマーの皆さん今年はあきらめたのかやはり車は1台もない
「氷結していない場合は、現地の雰囲気を味わってザイルの訓練だけになるかも」と女傑達に伝える
それでもオッケーということで、用意万端していざ出発
1時間40分ほどで堰堤に着き、渡渉できる場所を探す
2人が川で転んで濡れるが、さすが女傑さん達だ、意気軒昂でアハハ!と笑い飛ばす
目的の滝はどこかなと付近を偵察したが、例年より雪が少ないので景色が違って見えてわからん!?

 ちょうど目の前に氷瀑ができているところがあり、中央部が薄くて水流が見えているが、何とか訓練できそうなのでここでやることにした
まずは、フィギュアエイトノットでハーネスにつける準備であるが、皆しばらくぶりなので思い出す(というよりも覚えていない?)のに一苦労だ・・・・やれやれ!→5月のザイル訓練ではきっちりやってよね!
滝の右側は変な段差があるが、氷が厚そうなので初めにここを登ることにする
まず、アンカー用のスクリューをセットするため我が先に登るが、段差の下部がツララなどでガリガリで段差の上に登ることができないよ~
それでも少しだけ登って(テクニックを披露)、手を伸ばして段差の上にスクリューをセット
後はUさんのビレイで女傑達が次々にトライする
〇〇(名誉のため名は伏せておくがレで始まる人)は途中でギブアップ
全員が2回ほどトライしたらちょうど昼時になったので渡渉した付近の手前で昼食

 滝をよく見ると左の方がスッキリしていて登りやすそう
なので、またアンカーを打って再度各自2回づつトライ
Uさんの指導もあり皆さんコツがわかってきたようで、登っている姿がGood !
恰も垂直な氷壁を登っているかのような素晴らしい写真が撮れた(拍手)

 本チャンのアイスクライミングには程遠い簡単な氷瀑ではあった
それでも皆さんはこの訓練に満足してくれたようで、笑顔とともに無事終了したのであった

来年も足尾でアイスクライミングを楽しもう・・・厳冬を期待して!

エミリーとセキ
麗子と山久
Uさんと我
今回訓練した滝

茶臼岳

日にち:2020.2.3(月)
メンバー:トポ(単独)

今冬の那須の登山は、12月の三本槍岳に続き茶臼岳である
この日に行くのは、今週末に西穂独標に行くためなのだ
北アの厳しい寒さを想定して、新しく買った手袋の性能を見るためと、極熱ホッカイロも試してみるためでもある
家から見ると頂上はガスが覆っているが、登山予報はAだ
今年は暖冬で雪が少なく、大丸温泉近くになって道端に除雪された雪がちょっぴりある程度
今日は平日だし登山者は少ないと思ったが、大丸温泉は結構車がある(結局登山者は少なかった)
とりあえず峠の茶屋まではツボ足で行くことにする
35分ほどで駐車場わきの東屋に着いてアイゼンを付ける
冬はほゞここから茶臼岳へ直登していたのだが、今回は夏道通しに登ることにする
登山口の鳥居の積雪は半分もない
中の茶屋付近からガスが濃くなり風も強くなる
ガスは峰の茶屋避難小屋が時々うっすらと見える程度
風は10mくらいであろうか、まだましなほうだ
避難小屋は霧氷が張り付いている
すぐに茶臼岳目指して登り始めるが、ガスはますます濃くなってきて5,6m先くらいしか見えない
ここでストップか・・・・と思ったその瞬間、ガスが少し薄くなって青空が見えた!
またすぐにガスで覆われたが、青空に誘われるように自然と足は前に進んでいた
頂上に至る緩やかな場所に来ると、ガスがスーッと薄くなり、何とたちまち青空が広がった
朝日岳方面に絶景の雪景色が広がり、頂上の石祠も霧氷で真っ白
これほど真っ白な茶臼岳はあまり記憶がない
風よけの岩に回り込んで座り、雪景色を眺めながら行動食を食めば気分は最高!!

登山者は2組と少なく、静かな山行であった(風の音は耳に響いたが)
今日は思ったほど寒くなく、耐寒訓練はできなかったが、素晴らしい雪景色に出会い、これもまた一興で冬山の魅力でもある
山頂への緩やかな道
山頂の鳥居付近
石祠も真っ白
朝日岳方面

八方ヶ原桜沢(沢登り)

2019.8.5

夏本番前に風邪を引いてしまい2W後にやっと回復した。
今夏に計画していたアルプスの単独行の計画がおジャンになった!
8月下旬の夏合宿のために足慣らしでどこかに行かねば。
そこで、8月末に計画している桜沢の下見に行くことにした。

山の駅たかはらに着くと太陽がギンギンで堪らないほど暑い!
沢登りには最高の天気である。
8:30に出発して1時間で咆哮霹靂の滝に到着。
沢靴、メットなどを装着して咆哮の滝にとりつく。
何日か雨がなかったので水量はチョロチョロしかない。
真ん中から登り、途中少しぬめりがあるので持参の小さなたわしでこすりながら、やや右寄りにルートをとり問題なく登る。
滝上ではパーティーで登る時のために支点を確認する。
ここからは素晴らしいナメが連続し、バシャバシャと歩いて行く、超気持ち良い!
ナメの落ち口にハマって腰まで浸かったり、飛沫を浴びて暑さも遠のく。

雷霆の滝に到着してパンと豆乳を食す。
滝の中央の流れのないところから登り始める。
中間地点は少しぬめりがあり気を付けながら登る。
上部は左右どちらでも行けそうだが、右寄りのルートをとった。
滝上にはちゃんとした支点となるようなものはなく大きな倒木があるのみ。少し頼りないがこれでビレイしてやるしかないか。
この滝から先もナメがあり楽しめる。

二股は下部から枝分岐した大きな木が目印である。
左上には遊歩道の柵が見えるのでエスケープするならここだ。
30分ほど歩いてまたパンを食しアプローチシューズに履き替える。
しかしこの時期かなり先までかなりの水量があり、失敗!
まだ時間が早いので「おしらじの滝」まで行くことにする。
あまり面白くないルートとなり嫌気がさした頃、人の気配がしたので「おしらじの滝」に到着したのだと気づく。
ここから車道に出て約25分ほど歩くと道の駅に戻った。

暑い時期は高山か沢登り!!にかぎる
少しは足慣らしになった沢登りであった

道の駅出発8:40-咆哮霹靂の滝9:40/10:00-
雷霆の滝10:45/11:00-二股11:40-(休25)-
おしらじの滝12:50-道の駅13:25
咆哮の滝
気持ち良いナメ
雷霆の滝
おしらじの滝(光っているのは反射)

松木沢(黒沢)

2019.2.9(土)

メンバー:Uさん、トポ

 

昨年は黒沢はF1、F2ともしっかり凍っていて快適なクライミングが楽しめたので、

今年もUさんと一緒に行くことにした

しかし、先月の雲竜は降雪が少なかったので氷壁はイマイチだった

今回も氷瀑の出来具合が気になるところではある

今日は降雪の予報であるが予定通りに出発

 

銅親水公園の付近は雪らしきものは全く見えない

遠くの山の頂上付近は白くはなっている

ジャンダルムを過ぎてからやっと少し表面が凍った薄い雪となる

やっと着いた対岸から見る黒沢はF2が所々何やら茶色っぽい

しっかり凍っていない証拠だ!→やる気が急速に萎む

でも歩き疲れたので先の横向沢や夏小屋沢に行く気力はなし

気を取り直して、身支度してF1の上部に行く

F1は上から見たところしっかり凍っていそうだ

ところがF2はやはりメタメタである、F3も同様

折角来たのでF1で遊ぶことにする

 

その前にすぐ上の小さな氷の壁で試し登りする 

ロープを垂らして懸垂で下り、トップロープでクライムする

氷は硬く締まっていてしっかりと打たないとはじかれそうだ

交替で順番に遊んで終了

今日はクライミングの訓練ということで納得したのであった

 

帰りは雪がちらほらしたモノクロームの世界の中黙々と歩む

そして日光市街は本降りの雪となっていた

F2はご覧のとおり
F3もメタメタ
試しのぼり中のUさん
薄っすらと積もった帰り道

古賀志山

古賀志山散歩

2018.12.15()

メンバー:麗子、トポ

 

古賀志山は色々なルートがあると聞いている

過去、実際に歩いていると踏み跡らしき分岐に出会うところが多い

ネットで検索すると、地元の人が描いたという地図が載っていた

これを見て歩いたことのないルートをちょっと歩いてみたいと思った

今回のルートは次のようにした

  1. 北ルートの途中の広場から中尾根の稜線に登る

  2. そのままルートを横切って右回りで559峰に登る

  3. 古賀志山頂を経て御嶽山へ

  4. 下山の途中で左に折れ東南稜ルートの手前のルートに入る

  5. 途中から南コースに入りダムへ

踏み跡のないバリエーション的なところを歩くことになるかも知れない

そう思ったので会の皆さんには声をかけなかった(行きたい人もいたかも)

 

北コースの広場までは緩やかな道(初めて歩くコースだ)

広場からは北コースから外れて斜め右の斜面を行く

(これが間違いで、もっと右手の斜面を行くべきであった)

途中でこのまま行くと559峰と古賀志山頂間の稜線に出ると気付く、あちゃー!

そこで道のない小さな尾根を登ることにした

この小さな尾根は岩場と藪漕ぎが連続して、少し息を切らしながらもぐんぐん登る

散歩とはならなくなったが久し振りの藪漕ぎと岩登りでこれはまた楽しい

 

30分もしないで中尾根の稜線に出た

計画より559峰寄りであったので、中尾根を鞍部まで少し戻る

ここから右旋回する形で559峰に向かう

しっかりした道であり、岩場には鎖もあった(鎖を使うほどの斜面ではないが)

559峰で軽い昼食を摂り、御嶽山まで一気に行く

御嶽山では日光の山々を見ながらコーヒータイム

 

下りは南コースを少し下って別の道に入る計画であった

しかし、注意しながら下りたがその分岐が見つからなかった

微かな踏み跡程度の道であったのかもしれない

残念な気持ちで仕方なく南コースを下る

下る途中から寒くなってきたので、後半はダムまで速足で一気に駆け抜けた

 

藪漕ぎと岩場登りを楽しめた約5時間の古賀志の散歩?であった

これからも冬場の足慣らしを兼ねて色々なコースを歩きたいと思ったね!

道のない斜面を登る
559峰への登り
御嶽山の登り

鬼ヶ面山

2018.10.9

メンバー:ナビと友人、麗子、トポの4人

 

紅葉と大展望を期待して、浅草岳への中間に位置する鬼ヶ面山へ行くことにした

田子倉登山口を過ぎてトンネルを抜けるとすぐ左に駐車場がある

連休直後でもあり他の車は1台のみである

 

登山口近くから見上げると、紅葉はまだまだという感じで皆大丈夫かなという顔

歩き始めはやや急な登りだがほどなくして稜線への道となる

50分ほどで反射板に到着しちょっと休憩

これから登る上部はそれなりに紅葉が進んでいるようで一安心

 

ここからは稜線上の緩やかな道だ

右下に田子倉湖が見える頃になると、見晴らし抜群のチョー気持ち良い道となった

岩壁と紅葉のコントラストが見事!みんな思わず歓声を上げる

そのはるか向こうに見えるのはやや赤茶色の浅草岳の頂だ

2時間で南岳を通り過ぎて、両側が赤・黄・緑の紅葉の中を気持ちよく歩く

右側が切れ落ちた細い道を通り過ぎると鬼ヶ面の頂上に着いた

 

頂上でゆっくり昼食を摂りながら、この先の北岳、浅草岳のルートを確認

誰かが「このコースで浅草岳まで行ってみたーい」とのたまう

 

鬼ヶ面山までならヒメサユリの咲く頃は絶好のハイキングコースだろう

登り2時間半、下り1時間50分の静かな山旅でした(昼食40分不含)

岩壁と紅葉のコントラストが美しい
鬼ヶ面山(左)と浅草岳を望む
大展望と紅葉の稜線を行く
紅葉に満足し笑顔の3人娘!

北ア裏銀座コース縦走

2018.7.18(火)~23(月)


メンバー:トポ(単独)


行程:高瀬ダム→烏帽子岳→野口五郎岳→水晶岳→鷲羽岳

→黒部五郎岳→三俣蓮華岳→双六岳→槍ヶ岳→新穂高温泉

 

北ア三大急登で登っていなかったブナ立尾根と槍で歩いていない西鎌尾根、

そして以前雲の平付近を歩いたときに見た水晶岳と黒部五郎岳

これらを一度で登っちゃおうと一念発起

そのため裏銀座コースをテントと山小屋泊りで歩くことにした

高年登山者の我は1日6時間程度の歩きで計画すると6日間にもなっちまった

 

ブナ立尾根を登る日は酷暑で、烏帽子小屋テント場に着いたころはヘロヘロ!

烏帽子小屋の前の見た事もないほどのイワギキョウの群生に驚嘆!

時間が早かったので、計画通りその日のうちに烏帽子岳をピストン

 

次の日はテント場のない水晶小屋までのんびり縦走、と思ったが暑いのなんの!

下界はもっと暑かろうと思いながら、赤牛岳・薬師岳などの景色を堪能す

野口五郎小屋の昼飯は「まだご飯が炊けてない」てなわけでカップラーメンじゃった

水晶小屋は新しいバイオトイレで気持ちがいい

 

翌日、水晶をピストンし鷲羽を経て黒部五郎小舎のテント場へ

巻き道ルートは3つの雪渓があり、最後の雪渓は急で雪渓上部のガレに逃れる

小舎までの下りはカンカン照りで地獄の火炎の中を歩いているよう

 

翌朝、一度は歩いてみたかったカールルートをトポトポ歩く、サイコー!

そして三俣蓮華、双六を経て次の目的地双六小屋テント場へ

双六はテントでも夕朝食を小屋食可能なので計画は小屋食にしてある

が、暑い中8時間以上歩いてばて気味なので小屋泊りに変更

これが単独行の利点、独断で計画は即変更可能なのだ!

 

5日目は今回の最大の目標の一つ西鎌尾根を歩くのだ

北鎌でそびえる槍を目指して歩いた記憶がよみがえる

前半はお花畑の連続で印象が違ったが、後半はそれなりのコース()であった

槍の登り口でお年寄り(我と一緒)が登ろうか躊躇していたので一緒に登ろうと誘う

我は鎖が嫌いなので掴まらずに行くが、同行者にはしっかり掴まってと声をかける

今日も小屋泊りだが、小屋泊りに慣れていない我は周りの鼾などでほとんど眠れず

 

最終日は飛騨沢をひたすら下って新穂高へ

明るくなる4時半を待って出発、新穂高で温泉と朴葉ステーキとビールが待っていた

 

裏銀座は予想通り人の少ない静かなコースで、快晴に恵まれ満点の山旅であった

目前の烏帽子岳と奥に立山
雪渓の残る水晶岳
カールルートからのクロベ五郎岳
槍を目指して西鎌尾根を歩く

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2018年4月 那須塩原市に「なすしおばら山の会」誕生!
いろいろな山の会で多くの経験を積み重ねてきた、
ベテラン集団が立ち上げた山の会です。
創設から約6年!
新しい仲間がどんどん増えています。
ビギナーもベテランも大歓迎!
一緒に山をenjoyしませんか!

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