朝日岳と大黒屋温泉テント泊
焼石岳
2025年6月21(土)~23(月)
参加者:まなちゃん(L)、アキ、コジロー、せき、ワコ、あやや(記)
本会ではこれまでに3回の焼石岳山行が実施されてきたが、コースはいずれも「つぶ沼~銀名水避難小屋泊~焼石岳」のコースだったことから、まなちゃんリーダーは新ルートを考案!
Day1・Day2:夏油温泉~経塚山~金名水避難小屋泊~焼石岳を周回してのピストン、夏油温泉泊
Day3:世界谷地散策
3年前の焼石岳山行に参加した私は、銀名水避難小屋泊を楽しみ「金名水避難小屋はもっときれいですよ」の管理人さんの言葉が忘れられず、いつかは……と思っていたところへ本計画が上がったものだから、これは行くしかない!との強い思いを抱いての参加だった。
Day1 経塚山は手強かった
夏油温泉に車を置き、14kg程になってしまったザックを背負ってスタート。思いのほか長く感じた林道を下り、夏油川に架かる赤い橋を渡って、いよいよ登りに入る。急登というほどではないが、それなりのアップダウンを繰り返しながら標高を上げる。ザックが重いので肩ベルトが鎖骨に当たって痛い。汗もしっかりかくので水分もたっぷり口にした。ストックも二本使い、踏ん張って歩を進めた。
途中の水場で昼食。残雪エリアで涼を味わい、樹林帯を抜けると経塚山が目の前に現れた。形の良い独立峰である。南面の溶けかかって滑る残雪の端を慎重に登ると、山頂はすぐだった。それにしても、ここまでの5時間は長かった。焼石岳方面を眺めながらの休憩。やや強く感じた風も、疲れた体に心地いい。
経塚山からはザレ場を慎重に下り、金名水避難小屋に向かう。3~40mほどの雪渓を二度渡り、沢道を下って避難小屋到着。2002年に完成したという小屋は、鞍部に穏やかな佇まいを感じさせる。水場の金名水はすぐ近く。この日の宿泊は十数名。酒を色々と持ち込んで楽しんでいるグループがあり、その幸せそうな雰囲気がこちらの疲れも忘れさせてくれる。小屋内は暖かく、シュラフに潜り込むほどではなかった。疲れもあってか、程なく爆睡……。
Day2 東焼石岳をゴールとする
3時起床。朝食をとり、ザックをデポし、焼石岳に向かって小屋発4:30。風が強い。六沢山からは焼石岳方面が良く見えた。足元にはイワカガミ、ハクサンチドリ、ツバメオモト、ヒナザクラ…チングルマにコバイケイソウにハクサンイチゲ…百花繚乱のこの山域ならではの花々に会うことができた。
帰路の経塚山越えの時間を考慮し、今回は東焼石岳までとし、金名水避難小屋に戻った。
軽く腹ごしらえをし、誰もいなくなった避難小屋の二重の扉を閉め、金名水を後にした。
経塚山への登り返しは爆風の中だった。何度か風に倒されそうになるのを必死でこらえ、何とか山頂へ。そこからも、昨日歩いた道をなぞり、夏油温泉の露天風呂に浸かる姿を思い浮かべながら力を出して歩いた。
最後の林道歩きの緩やかな登りが疲れた体に堪えたが、アサギマダラの優雅な姿に最後のパワーをもらい、温泉宿の赤い屋根に向かって山を下った。
暑く、長く、重い…を感じながらの道のりだったが、大きな達成感と充実感を味わうことができた山行だった。
Day3 栗駒山のふもとの世界谷地へ
夏油温泉の激熱48℃の露天風呂も体験(自分は、熱すぎて足に湯をかけるだけで精一杯)。他の適温の露天風呂も楽しみ、朝風呂にも入って秘湯の湯を満喫。
最終日は黒駒山のふもとの世界谷地原生花園へ向かい、二時間ほどのゆっくり、まったりトレッキング。ちょうどニッコウキスゲが見頃を迎えた時期で、木道を歩きながら広い湿原の奥まで広がる黄色のキスゲをと、その先に聳える栗駒山とのコラボ景色も堪能。千年クロベと言われる古木の神秘的な枝ぶりや、ブナの森にパワーをもらって、三日間の山行を終えた。
平標山・仙ノ倉山
2025年6月8(日)
メンバー:あち(L)、こばちゃん、もも、さくら、麗子、るな、ゆき
えみ、タモさん、ことりん、あやや(記)
谷川連峰の最西端に位置する平標山と、そこから東に延びる稜線を仙ノ倉山へと歩く、この時期ならではの人気のコース。山の会でも、これまで何度か実施された山行である。
朝の集合・出発は4時。登山口駐車場の込み具合が懸念されたが、無事にすんなり駐車でき、予定通りのスタート。
最初のピークである松手山までの登りは…なかなか急である。たっぷりと汗をかきながら、イワカガミに元気をもらい、稜線に出れば見えるであろう展望を楽しみに歩を進めた。鉄塔台地で休憩。行動食で力をつけ、水をしっかり飲んで松手山への急登を踏ん張る。松手山の山頂から見えた雪の残る苗場山の展望は、正に疲れを忘れさせる景色!この気分を味わえるから登山を止められない。
松手山から平標山へは穏やかな尾根道ではあるものの、息を整えながら強い気持ちで歩かないと参りそうである。しかし、そんな気持ちでいるところ、目に飛び込んできたのが真っ白なハクサンイチゲ!今日一番のお目当ての花である。しかも、いっぱい咲いている!!写真を撮る手が止まらない。まだ、咲き始めのようで、花びらもしっかりしているし、茎もすっくと立っている。元気をもらえるとは、このような時だ~を実感。
そこから平標山へは、気持ちのいい稜線歩き。シャクナゲの道を進むと、程なく山頂に到着。大勢の登山者が体を休めていた。小学生の姿もあり、この急登を歩いてきたのか…と、感心。
さて、今日のゴールはこの先の仙ノ倉山。階段の道をいったん下ることになるが、登山道の両側にあるピンクのハクサンコザクラやミツバオウレン、チングルマ等々の花に目をやりながら階段の道を登る。途中、振り返れば平標山と、その奥に越後の山々の連なりが見える。所々にある雪渓と、稜線を歩く人たちの姿は、文句なしの雄大な景色である。
仙ノ倉山到着!谷川岳への稜線確認。歩くチャンスは…この後あるだろうか?ここまで歩けた充実感を胸に昼食をとり、平標山へ登り返し、復路は平標山乃家経由で登山口へ。小屋手前の雪渓はチェーンスパイク等は不要。小屋から林道までの登山道は樹林帯の急坂だったが、全員無事に降り切った。
なかなか厳しいアップダウンのあるコースだったが、天気と展望に恵まれた山行だった。
角田山・金北山(佐渡)
山行日程 令和7年5月23日~25日
参加者 ミッコ(L)、ノンちゃん、mow、つんさん、麗子、まなちゃん(SL)、、アキ、せき、クロさん、ワコ
主な行程 23日 角田山登頂、24日 金北山縦走、25日 二つ亀〜大野亀散策
23日 天気は晴、新潟県の角田浜から角田山に向かって桜尾根を登山開始。樹林帯を登り頂上へ、灯台コースの下山は、ロケーションが素晴らしく見渡せる尾根と青く広い海、角田岬灯台を見下ろす景色は絶景でした。下山後、ジェットフォイルで佐渡島へ渡り、ドンデン高原ロッジに宿泊。
24日 天気は曇、まずドンデン山に登頂。登山道にはイワカガミ、カタクリ、シラネアオイなど雪解け後に咲く花が沢山群生しており、登山開始から下山まで、草花を満喫した登山でした。尾根を幾つも越え残雪が残る急登を登ると金北山に頂上に到着。佐渡島を一望し下山。加茂湖畔にあるあおきや(旅館)に宿泊。
25日 天気は雨、カンゾウライナーバスで二つ亀へ行き、雨、風が強いなか大野亀までの海岸沿いを散策。咲き始めたトビシマカンゾウの群生地を散策。
海と山と沢山の花を堪能した山行でした。
会の母なる山『白笹山ー南月山周回』を訪ねて
ミネザクラを見ながら、日の出平へと進み休憩所後は周回コースで下山した。
中倉山・沢入山
富岡アルプス〜神成山九連峰
2025/5/7
メンバー:あやや、さくら、ココ、エミさん、まなちゃん(L)
群馬県富岡市にあるご当地アルプス「富岡アルプス」は、神成山九連峰が正式名称で、地元の人たちが『日本一美しいハイキングコース』を目指して整備している地元愛溢れる低山です。
宮崎公園から登山口の西中学校へ行くと、廊下を歩いていた中学生が手を振ってくれました。短な距離の間にP1からP9が連なり、ピークごとに番号が付けられています。P1は神成城址本丸跡近くの物見台、P2は三角点がある龍王山、P4にはミニ自然博物館があり、P8にはカフェドロームがあります。そして最後のP9吾妻山328mが最高点です。ピークには石祠があり、江戸時代から篤く信仰されてきたことが分かります。富岡アルプスは穏やかな起伏で、眼下には田園風景の中を走る上信電鉄の2両列車が見られ、尾根道を進んで行くと四ツ又岳・鹿岳の西上州の岩峰が近づいて来て、低山ならではの展望も楽しむことが出来ました。
上信電鉄南蛇井駅から神農原駅に戻ることもできますが、新堀神社から一般道で帰りました。歩いてみると、このあたりは歴史があるようで、独特の街並みと古代蓮の里、宇芸神社などの見どころもありました。
道の駅しもにたでネギラーメンを食して帰路につきました。(予定していた温泉は休業で残念)次に上信越道を通る時には、富岡I Cと下仁田I Cの間に富岡アルプスを認めることが出来るでしょう。
(まなちゃん記)
残雪の至仏山
新人歓迎山行「天狗山」は好天で花一杯、楽しさ一杯で天狗も笑った
日程:2025年4月27日(日)
参加者
A班 ケンちゃん、あっこちゃん、あち、麗子、ニシヒロ、さくら、さかさん、サカサン、しばた、モッサン、るなちゃん、エミちゃん、えみ
B班 タモさん、急便、コジロー、まなちゃん、山ちゃん、せき、あけさん、ヨッシー、カワイ、みーちゃん、ぐんちゃん、ツカちゃんの25人
行程:西那須野運動公園8:00(黒磯那珂川河畔公園8:20)出発―天狗山駐車場9:20―9:30お花畑―10:10出会いの鐘―11:05天狗山山頂(昼食)12:05―お花畑12:35広場で歓迎行事13:30―(黒磯那珂川河畔公園14:30)西那須野運動公園15:00
天狗山だけあって、天狗様の声が聞こえてきたようで・・・吾輩は白河表郷の天狗山に住む天狗である。今日は、栃木県の那須塩原山の会の皆が登ってくるらしい。せっかくだから前日の雨雲は団扇で吹き飛ばして好天にしてやったわい。GW前半の人込みが少ないうちに来るとは心掛けがよい。今回の新人歓迎山行は10人の新会員のうち8人が参加し、総勢25人で来るらしい。はて、どんな連中か?
2班に分けて行動し、大勢で他人の邪魔にならない心がけは感心じゃ。お花畑ではじっくりと花を観察し、楽しんでいる。黄色いヤマブキソウ、白いニリンソウ、他にもヤマブキ、キクザキイチゴ、チゴユリ、シロバナエンレイソウ、カタクリも少し残っておるぞ。踏まぬよう慎重に歩いてくれたのはありがたい。ひと登りすると出会いの鐘がある。なあに年は取ってもまだまだ素敵な出会いがあるはずじゃよ。気持ちよく鳴らしとくれ。
尾根道を登り、凸凹を繰り返すうちに626mの山頂じゃ。さすがに天狗が住む山とあって絶景じゃろ!那須連峰がきれいに見え、北に回ると福島方面の山々がかすんでおるわい。日本一山開きが遅い山(11月)として有名でもある。さて、安全に下山したら広場でコーヒーブレイクだとな。なかなかお洒落じゃないか。にこやかな会長さんと優しい先輩の挨拶「どの山に登るかより誰と登るかが大切」。そして新入会メンバーの自己紹介。それぞれ山の会に入ったきっかけや、山への思いを熱く語ったり、緊張しながらも人柄がにじみ出ていて良いのう。楽しげに満足して帰っていったわい。皆、何よりも山と自然が大好きなんじゃなあ。また、来てくれよな、待っとるぞ那須塩原山の会の諸君。これからも楽しく安全登山を祈っておるぞ。・・と聞こえたような。